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【日常】社会人になってから化粧について思うこと

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私は化粧をすることが嫌いだ。

嫌いと言ってしまうと、少し語弊があるかもしれないが化粧をする行為自体に抵抗感と罪悪感を感じるのだ。 

 

遡ること数年の高校時代ー

私の高校では、規則が厳しくピアスや髪染めや化粧などは一切禁止されていた。

定期的に、全校集会の中で検査をすることもあった。

だが禁じられているにも関わらず、クラスに何人かはこっそりと化粧をしたり、髪染めたりしている人達がいた。スクールカーストの上位における女子たちだ。

教師は、規則を破った女子達を見つけた暁には、その日の帰りのホームルームで全体に向けて「こういったことはすごく情けないことだ」などと、長話をして注意をしたりしていた。その長話が苦痛で、何故規則を守っている者まで怒られた気分にならなければいけなかったのは本当に解せない。

しかし、化粧はダメということは言っても【何故】ダメなのかという理由については教師は誰一人として教えてくれることはなかった。

 

それ以降も、化粧をこっそりとしてきている女子達がいたら「愚かなやつらだなぁ」と思ったりしていた。

そういった理由から、「化粧=不良のすること」f:id:shifon611:20190325231146p:plain

という考えが、私の中に根付いていってしまったのである。

しかし、世の中は理不尽だった。あんなにも高校時代は化粧をするなと厳しく罰則されていたのにも関わらず、社会人になってからは化粧をするのは当然という風潮があったのである。高校の規則を破って化粧をしてきていた愚かな女子達は社会へ出てからは、有利な立場へと一変した。

 

逆に化粧は不良のすることだからしてはいけないという考えが根付き、学校の教えを真面目に守り化粧をせずに育った私は社会人になっても、まるで化粧の仕方など知らなかった。ませている最近の小学生の方がきっと私よりも数倍上手に化粧を出来るに違いない。

当たり前だが…小学生以下の化粧知識のなさや技術不足により、社会へ出た時に今までの真面目な行いが裏目に出てしまい大変苦労をした。

それでも極力化粧をしたくないので、常にマスクをつけたり、上司に「敏感肌なので化粧が出来ません」と言い訳をして誤魔化したりしていた。理解のある上司のお陰で化粧をすることは免れてきたのだが、これが営業マンなどのクライアントとの接客を主にする仕事だった場合は即NGだったのだろうな…と思う。

 

高校時代に、化粧を禁止することはいいのだが【何故】化粧を今してはいけないのかという理由までしっかりと教えてほしいと思った。進学校などの生徒であれば、大学生になる過程で化粧を学ぶ機会はあるとは思うが、私のような商業高校卒業後にすぐに就職をする者へはそういった教育は特に必要なのではないだろうか。

「社会へ出たら、化粧を嫌でもしないといけないのだから若いうちに肌をしっかりと休ませておきなさい」などとちゃんとしたフォローを伝えておいてくれれば化粧をする行為への嫌悪感はだいぶ違っていたのではないかと思う。実際そういった正しい指導をしている学校もあるであろうが、まだまだ全国の高校には浸透しているとは言い難い。

 

私は化粧が嫌いという、矛盾をした社会人になってしまったがやっぱり今でも化粧を好きにはなることは出来ない。こういった私のような人間を増やさない為にも、社会へ出てからの化粧のやり方や在学中は化粧をしなくてもいい理由をフォローも含めて説明するなど、高校の授業へ義務教育的に取り入れてもらいたいと心から思う。

 欲を言えば世のすべての大人の女性達は、化粧をしたい人はする、したくない人はすっぴんでいい、そんな化粧に囚われないような社会になってほしいと強く願う。

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